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2008年 12月 20日
E-30でE-3との違い、改善点
  実際の使い勝手はこれからだがとりあえず箱から出してあれこれ点検したところで気付いたところを、E-3との違いを中心に書いてみたい。結論から言うと、防塵防滴とファインダーの部分以外はE-3の細かい弱点をつぶして来た感じだ。色々E-3対比改善されているがあまり触れられていないところを、、




  防塵防滴且つ堅牢で知られるE-3にも色々弱点が無かったわけではなかった。とりあえずHLD-4との相性に関してはE-30で改善をしたところだし、とりあえずファインダーをのぞいたところでは傾きも無さそうである。(笑)尤も、E-30は水準器を付けてくれたのでチェックもしやすくなるだろう。

  そして、上記のファインダーの傾き固体の存在と共にもう一つ泣き所として価格コムなどに報告されていたのがフリーアングル液晶の背面、上面のつなぎ目がぱかっと浮いてくる固体があるという報告。今回E-30でここの構造を変更してフリーアングル液晶の稼働自体をかなり補強しているのがわかった。

1.液晶可動部分がE-3対比、薄くなり且つ大きく補強された感があること。

以下に写真で見てみよう
E-30でE-3との違い、改善点_c0036985_205938.jpg

E-30でE-3との違い、改善点_c0036985_2052126.jpg

上が、E-3,下がE-30の稼働液晶部分を横から見たものである。E-3で言えばくぼんだところに爪を引っかけて液晶を出したり収めたりしている間にこのつなぎ目のところが浮いて来るという減少が一部の固体で見られるもの。
まず、見ての通りE-30になりこの液晶の厚み自体が薄くなり、爪をひっかけるくぼみがE-3ではエッジにあるのが、中心近くになった。そして接合しているビスもE-3では片側によっていたのを、E-30では両面の中央に位置している。
つまり、E-3ではビス止めが片面に寄せてある上にビス止めしている更に外側に力がかかり、極端に言えば中心の支えている軸に対してねじれるような力がかかっていたのを、E-30ではビス止めを上下面の中央にした上に、爪を引っかける場所もビス止めした中央に移動した。これだけでも、毎回出したり収めたりする際の強度維持はかなりの違いがあると思う。加えて液晶部分が薄くなった分、そもそもひっかけて引き出す時のぐいという力も幾分和らいでいる。

また、この接合面に加えて回転軸の方も変更になっている。こうだ。
E-30でE-3との違い、改善点_c0036985_2018818.jpg

E-30でE-3との違い、改善点_c0036985_20183341.jpg


上が、E-3,下がE-30
液晶を支えている部分の太さだけを見るとE-3の方が大きいが、見ての通りE-3は若干隙間が空いているが、E-30の方がぴっちりしている。写真ではわかりにくいがくるくる回転する際の回転軸の太さが明らかにE-30の方が太い。上記のように液晶可動部が薄く軽くなっている上に回転軸自体が太くなっているのでかなり補強されている感がある。またその一方で背面を見るとE-30はくぼみがある。これは可動部自体は薄くなったが、軸部の厚さはE-3並を確保しているものからと思う。
更に、この軸部のカバーの上下の接合に当たってはE-3は写真に見えているビス一本であるが、E-30は写真では見えないカバー部の両サイドに一本ずつ2本で接合している。

従って、全体的に隙間がなくぴっちりとしている上に軽くなっている。イメージャーAFの搭載によりE-3対比明らかに液晶可動の頻度が高まることが予想されるからかこの液晶可動部分はE-30の方がE-3よりタフになっている気がした。

2.ボタンはE-3対比普通になったが、それなりの工夫

E-3のボタンは近隣の場所にボタンが二つ並んでいる場合は、暗がりやファインダー等を見たまま手探りでもボタンを押し間違えない、あるいは判別しやすいように工夫がされている。E-3のオーナーであれば周知のことであるが、例えば、
FnとAFセレクトであれば、
Fnは扁平な頭のボタン、AFセレクトは丸い頭のボタン、
ISOと露出補正は
ISOが扁平なボタン、露出補正は丸い頭のボタン、
WBとLightは
ボタンの出っ張りがWBは出っ張っていて、Lightは引っ込んでいる
と言った具合である。またそれぞれ片方はボタン頭部に印字があり、片方は無しである。
(まあ、こういった芸の細かいところのこだわりみたいなものが一桁機の良いところでもあるのだが、、)

E-30の場合は、その辺は全て同じ形状のボタンになっているが同様の効果を出すために工夫がされている。こんな感じだ。

E-30でE-3との違い、改善点_c0036985_2036422.jpg

E-30の場合、背面であればFnとAFセレクト、そして再生と、AELが隣接しているが、ボタンは同じ形状であるもののその周囲の突起を取り囲んでいるくぼみを変えているのがわかるだろうか?実際触ってみると、親指でも違いがわかるようになっている。また写真では見えないが、LightとWBではLightの方にこちらは出っ張りが、そしてISOと露出補正は仕切となっている。簡略度合いとしてはこのLightとWB,ISOと露出補正の方が大きいが逆にここは親指と違って人差し指で使う=差異を判別しやすい為にこれで機能代替が大丈夫との判断だろう。実際違いがわかる。

3.CFスロット及び、バッテリー部

CFスロットの開閉は変更された。蓋全体を手前に引いて開ける形。これは簡略化とも言えるが、クリック感もあり華奢な感じはない。可能性として何かで不意に手前に引く力がかからないとも言えないが(笑)しめた後の立て付け等はきっちり感がある。

また、バッテリー部はE-3と全く同様の方式にて安心感がある。

4.正面から見て右側エッジ下の出っ張り他について
撮影者側から見ると左側エッジがE-3が出っ張っている。逆に言うとここを削ったとも言え、これは特に左手を回す時の指を考慮してされたものである。またE-3の場合、背面から見て、左下のエッジも落としてある。左手の手のひらに角が当たる部分を落とした格好。この辺はE-30の場合もボディが若干小さくなった分大げさではないが、考慮されてその片鱗が残っている。

また、OKボタン周りのON-OFF。E-30ではぽっちを親指で反時計回りに押し下げる。E-3の背面を見ると上がOFF,下がONになっているが、E-3はレバー式のために、操作としてはレバーを親指で反時計回りに押し下げる。
従って、最初はE-3とON-OFFが逆になっている印象を受けるが、実際にはE-3を使うように親指を持っていって同じ動作をすればE-30でもONになる。E-3を使っている人であれば、ON-OFFの配置場所からも違和感なく使えることに気付くだろう。

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防塵防滴と、ファインダー倍率を下げた代わりに、小型軽量化した上で、
ファインダー等の平行出し→電子水準器搭載
可動液晶周り→補強変更
レンズの相性→AF微調整機能搭載
した上で、小型化で省いたところもそれなりに小技を利かしてミドルクラスではあるが、E-3に近いものに仕上げてきているのが実感出来る。むしろ新しい機能も加味すれば兄弟機に近いだろう。

by Hiro_Sakae | 2008-12-20 21:08 | E-x,E-xx関係 | Comments(16)
Commented by motomoto at 2008-12-20 21:27 x
E-300と比較してグリプップが大きいのと、濁ったシャッター音(ジャチャって感じ)とミラーショックが多少大きいのが気に入らないです。(慣れの問題ですが。)あとはE-30の圧勝です。露出も結構精確ですし、ライトトーンもネガっぽいし、楽出来そうです。(笑)
Commented by まーかる at 2008-12-20 21:38 x
会社の帰りに「さくらや」で触ってきました。

ファーストインスピレーションはあまりよくありませんでした。
シャッター音や手に持った感触がいまいち・・・
かえってE-520のほうが良かったりして・・・?

私的には導入は見送りです
Commented by Hiro_Sakae at 2008-12-20 21:42
motomotoさん、正直このシャッター音は、好き嫌いが別れるかもしれませんね。恐らくこの辺は軽量化と非金属ボディにした為かなあと思われますね。
Commented by Hiro_Sakae at 2008-12-20 21:43
まーかるさん、どーも。ぶっちゃけ持った感触あたりになるとグリップ部分とかは良くも悪くもE-3に近いですからね。E-3の大きさやグリップ感を評価するかどうかでE-30の評価も分かれてくるような気がしますね。
Commented by まーかる at 2008-12-20 22:04 x
ボディを金属化してくれれば、もっと剛性感があってシャキっとしたシャッター音になったのかと思いますねぇ・・・
隣に展示してあったCの50Dのしっかり感がほしかったです

Commented by Hiro_Sakae at 2008-12-20 22:19
まーかるさん、どーも。まーかるさんだと、却ってこのE-30等の改良点を織り込んだ、次期E-3の方が良いかもしれませんね。もしくは、いっそのこと、E-3n出しても良いんじゃないかとも思いましたけどね。
Commented by まーかる at 2008-12-20 23:55 x
Hiroさん。
理想を言えばE-1のボディで2.5インチ以上の液晶、手ぶれ補正に測距点11個、これで充分です。
E-3から、デコっぱちとフリーアングル液晶とライブビューを取っ払って、モードダイヤルとレバー式AF切り替えをつけて「E-3n」として出してくれたら、速攻で逝かせて頂きます(^^;)
その際は「Made in JAPAN」でお願いしたいです。
Commented by Hiro_Sakae at 2008-12-21 00:01
まーかるさん、来ましたね~。同じ様な要望は結構ありますよね。そう言えば、いままで裏を見ると「Made in China」だったんですが、E-30からその前に、「Designed by Olympus in Tokyo」というのが書いてありますね。(笑)
Commented by UZOU at 2008-12-21 08:51 x
ユーザーの意見を聞きながら、細かい所にも改良が加えられているのはいいですね。
E-3のファームアップのニュースもありましたが、新製品の発売の前に既存製品の改良にも努力していることを伝えるオリンパスの姿勢に好感が持てます。
Commented by Shair at 2008-12-21 10:01 x
こんにちは。
全くエントリの話題には関係のないことなのですが、どうしても言いたくて我慢できませんでした。
だから言います。
「液晶保護シート、ボクに貼らせて下さいっっっっ!」
——どうでもいい話ですよね。大きなお世話ですよね。
ごめんなさいっ ごめんなさいっ
Commented by MiMoFa at 2008-12-21 13:43 x
Hiro_Sakaeさん、皆さん、こんにちは。
E-3と併用して使ってみましたが、HLD-4を取り付けたときの重量バランスはE-30の方が好みでした。
シャッター音質は、店頭展示品、購入品ともに安定していますね。個体ごとのばらつきが大きくて、別のカメラか?という感じのメーカーもある中で、安定していると思います。
アートフィルターは楽しいです。プラスαの機能としてついていルトいうだけでなく、撮影時のパラメータも変更している事で撮影される映像そのものもなかなか質が高いと思います。
これも、基本の撮影モードの画質が向上しているからこそなのではないかと、ノーマルの撮影結果を見ながら思っています。
ここでの開発結果が、さらに次期3桁機やマイクロフォーサーズに展開されるのは歓迎です。
なお、私の購入店では、ちゃんとE-3よりもお得なお値段になっていたのも発表当初のE-3より高いという事もなく。
Commented by Hiro_Sakae at 2008-12-21 16:35
UZOUさん、まあ対応スピードとか色々ありますが、とりあえずやってくれているというのは嬉しいことだと思います。
Commented by Hiro_Sakae at 2008-12-21 16:36
Shairさん、貼って欲しいよ~本当に。どちらにせよ、このシート結構来たたなくなってきたのと、E-30まだなんで、今度うまく貼れたらお披露目しようかな(って意味無いけど、、)
Commented by Hiro_Sakae at 2008-12-21 16:39
MiMoFaさん、確かに、、アートフィルターって使いこなすとなると悪く言えば難しいけど、奥が深いのかなあと思います。フォトフェスタの斉藤先生の話でも、あの中でご本人や、他のモニター(プロ)の方も全部使い分けるというのでなく、好みのものが2つ位偏ってきてこれをノーマル状態と使い分けるみたいですね。
Commented by @@ at 2008-12-21 18:56 x
発売前から導入見送りを決定していたわけですが、各方面で見られる
関連記事の内容を読む度に、E-3持ってるなら追加する必要も無いと
思える物が多いのです。性能だけならば。

フォーサーズは、既にAPS-C以上の大型素子に対する競争力を失っ
ているのは事実であり、他の訴求点を見いだす他有りません。
コンパクトで高性能なモデルを早期に投入できなかったため、マイクロ
フォーサーズという規格をパナに譲歩する必要もありました。
結果的に、オリンパスのモタモタした対応が、フォーサーズの先進性を
最大限に殺してしまったといえます。

今後は、E-3クラスのボディサイズで登場する機種には描写性能を
追求していただき、ミドルクラスは他社同級機よりも小型軽量。
ローエンドは軽量で他社よりも簡単に、美しい写真を写せる物を。
こうしないと、もはやまともに戦っても、先は有りません。

マイクロ? そんなものは、パナに任せておけば良いのです。
キャメディアの上位グレード相当で投入する分には、お好きにどうぞ
ですが。
Commented by Hiro_Sakae at 2008-12-21 19:55
@@さんどーも、APS-C以上というのは、APS-Cも含むでしょうか?私は、フルサイズとはカテゴリーが違うし、APS-Cとはガチンコというのがフォーサーズの立ち位置かと思いますね。
また、フルサイズでなければという場面(含むアマですから対投資のコストパフォーマンスも含め)は特定されていくと考えています。

また@@さんのおっしゃるようにE-3使いこなしている人がE-30を導入が必要かと言われると無くてもイイよと思いますね。ただ、個人的にはオリが考えるミドルクラスというのがどの程度かさ上げされてきたのかを自分で試したいというのがありました。
立ち位置でいけば敢えて比較するとすれば、E-xはAPS-Cでは唯一フラッグシップを名乗るD300(もしくはその後継)が比較対象であると思うし、その他のAPS-Cとの比較では(勝ち負けは別にしても)E-XXで充分だろうとなって欲しいですね。(なりつつあると思いますけど、、)
むしろE-xはそういう比較から超越したような存在に早くなって欲しいとも思いますけど、、


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