人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2009年 01月 31日
そして与太話ですが、いよいよ後3年ですよ!
っつーことで、与太話はE-1とE-300の方で、、

そして与太話ですが、いよいよ後3年ですよ!_c0036985_17515943.jpg

E-1, Vario-Elmar 14-50/3.8-5.6
ISO 200
CaptureOne 4.6 Pro




 2007年の春にE-410で第二章をスタートさせ、フラグシップ機のE-3への代替わり、E-30の登場でE-一桁、二桁、三桁機とようやくラインナップが完成したフォーサーズ。そして、撮像素子に目を向ければ第一章のE-330で7.5MPと一旦画素数を落としたものの第二章で10MP版Live-MOSを投入し、E-3,420からその改良版?を入れた後、第二世代と言える12MP版が登場した。

 現行最新のLive-MOSはTruePic3との組み合わせにより、画素数、ダイナミックレンジあるいは、高感度のノイズ等使い勝手も含めてトータルで第一章のメイン撮像素子であるKodakのKAFセンサーを超えたと言える。が、、、未だにKAFセンサーボディを愛用する人、はたまた第二章以降フォーサーズにデビューしながら敢えて中古でこの頃のボディーに手を出す人までいる状態だ。(笑)撮像素子だけでなく、例えばAFポイントやCFへの書き込み、背面液晶の視認性やボディぶれ補正の非搭載等ボディ性能においても劣っているにもかかわらずだ。

 E-1の作り込みの良さはフラグシップ機それもフォーサーズの初号機ともなれば力の入り具合も相当なものでありこれはまあ当然のことと言えるだろう。またE-300はエンプラボディ等普及型の作りではあるが、(当時はラインナップが未完成であったこともあり)例えば専用の縦グリが用意されていたり、ボディトップ面から前面に至る特徴的なパネルを金属製にしたりとそれなりの手を加えてあった。またOLYMPUSのロゴがE-1ではプリントであったのをOMの時と同様のエンボス仕上げに変更したのもこのE-300からである。まあ、時代的にも普及型とは言えまだDSLR自体が今より高価なイメージを持っていた頃というのもあるだろう。

 ということで、表題のあと3年だがこれはE-1、300の補修用部品の保有期限の話である。

 念のために再度オリンパスのサポートに確認したところ、、
・E-1が2012年の2月
・E-300が2012年の8月
というところであった。これ以降は当然修理部品が無くなり次第その部分の修理は不能になっていく。今までのオリの例で行っても修理不能機種でも、調整その他はその後もやってもらえるだろうが、だからといって壊れたものが動くわけでもない。

 実際、私はE-410を導入した時に一度この保有期限を聞いたことがある。一昨年の春のことだ。その時は2012年というのは当分先の事であるなとまああまり気にもとめていなかった。しかし、結局2009年の今になってもメイン利用はE-3等に譲ったもののやはりE-300などはちょこちょこ持ち出す。第二章ボディになって用済みなるかと言えばそうではなくて、逆に常用では不便なこともサブ的な利用であればまあ我慢の範疇に入ってしまい結局、メインの第二章ボディがあるからこそ延命が続くという皮肉な結果になっていると言えよう。

 KodakのKAFセンサーとオリンパスの画像処理から生み出されたブルー、現行でもKAFを搭載するLeicaのM8などで特にブルーが印象的という話もあまり聞かないところを見ると、やはりこのブルーはこの両社(両者?)の組み合わせの産物と言えるだろう。

---------------------


 E-1の5MPでスタートしたKAFセンサーも代を重ね、E-500のKAF8MP版+オリのTruePicTurboの組み合わせである意味KAFの完成に近づいた。残念だったのは受け止めるボディ側の性能がファインダー含めベストとは言えなかっただけだ。実際、あの頃このE-500のKAFを搭載したE-1n的な機種を出して欲しいという要望はこのブログでも随分書き込みがあったものである。

 そして、7.5MP版からスタートしたLive-MOSもE-30やG1で12MP版となり、オリのTruePic、或いはパナのビーナス共々、このLive-MOSのポテンシャルを充分引き出せる形になってきたのかなと言う気がする。

 5MP→8MP、或いは7.5MP→12MP何れも最初の画素数から6割アップというところが共通する。技術的な根拠は何もないが、そろそろ現行Live-MOSでの画素数アップと画像エンジンによる煮詰めも良く言えば熟成の時期、悪く言えば限界値に近づいてきたのかなと言う印象だ。今回のG1、E-30を見ても10MPの時のような同じ撮像素子でも画像エンジンによりポテンシャルの引き出し方に差異があるのでは?的な相違は感じられなかった。

 これ以上、高画素化した時にスムーズにいけるか?7.5MP→10MPにアップした時のような「7.5MP版の方が良かったかも?」的なリスクを排除するという意味では、恐らく今年これから出る12MP版Live-MOSは画像エンジンの処理も合わせて「(良い意味で)枯れた組み合わせ」として安心出来るのではないだろうか?逆に言えば、下の記事でも少しコメントしたとおり、同じ12MP版を一杯揃えるというのも無駄な投資になるような気がするのも事実だ。

 現行12MP版が3桁機、或いはオリマイクロと搭載され一巡した後、出てくる撮像素子が単に15MP等に高画素化されただけのものなのか?少なくとも、3年後KAFの寿命がカウントダウンとなるときに、未だKAFに未練が残るというのは避けたいものだ。

 

by Hiro_Sakae | 2009-01-31 19:21 | その他マウント


<< 私的、、アートフィルターを本気...      続いて竹林で、、 >>