2009年 05月 29日
E-30のファインダーの件2 私のE-30が戻ってきた。
 私のE-30はここで使っているとおり、普通に視度調整をすれば目の位置の変化により情報表示部が若干にじむように見える以外は特段不都合もなかった。要は接眼部のガラスが湾曲しているので目の位置にシビアなのかなあと言う感じであった。敢えて言えば、私の場合は横位置でクリアーな分縦表示にすると多少にじみを感じる時があった。まあ、協力依頼で書いてあるコメントに照らせば許容範囲だと言って良いかもしれない。しかしながら、これがそういう仕様であるのかあるいは、もっと改善されるのかはわからないこともあり今回このわずかに気になるところを記入してオリンパスの八王子に送ってみたわけであるが、、




 今日、夜帰宅すると八王子からE-30が戻ってきていた。返却案内のメールには詳細は書かれていなかったことと、当初の予定よりも数日早い戻りであったため、正直、私は私のレベルでは仕様範囲内の案内と共に返却されてきたのかもと思っていた。やや、大きめの箱に丁寧に梱包されたE-30と共に出てきた納品書の修理内容には「各部点検・清掃実施」と共に、「ファインダー ボケ 交換致しました」の案内と共に交換部品名「ファインダー」とあった。おー、このレベルでも交換対象か?と言うのが正直な感想だった。

 もどかしく、封をあけてデフォルトであるZD14-54IIを装着して早速ファインダーをのぞく。前よりぼけている?視度調整がデフォルト設定に戻っているのに気づき、ノブを回して最適設定に調整する。前からAF則距点のところに不満はなかったが情報表示もくっきりである。その設定のまま縦位置に構えるがにじみの乱れはない。加えて、E-620のアイカップEP-8に変えてあるのでメガネをファインダーにつけたまま目の位置をファインダーが見える範囲内で動かしてみる。おー、それでも情報表示とかがにじまない。そのまま縦に構えても大丈夫だ。持ち出す前はEP-8の標準アイカップ対比の薄さは目の位置が近づくことにより視認のしやすさに寄与するだけだったが、目の位置がずれた際の許容量アップにも効いていると言った感じだ。

 つまるところ、巷間、E-30は無理に倍率を上げた結果視線にシビアで、従ってAF則距点がきちんと見えるように調整すると周辺の文字表示がにじむように見えたり、縦、横構えで見え方に差が出ると言ったものは不具合の無い個体にあっては「そもそも無いのだ」というのがわかった。私は、E-30を買った時にファインダーの見えではE-3>E-1>E-30と思ったが、E-3>E-30は言えても、充分E-二桁機として良いファインダーであるといことだ。少なくともE-3>E-30>>E-3桁機は明らかだ。

 従って、多少なりとも縦横構え等で不具合を感じる等があるのであればこの程度のものか?とあきらめる前に今なら発売時に買った人も充分無償保証期間であるからダメ元で八王子に送る価値はあるのではと思う。逆に、不具合を感じていない人がE-30に満足されている気持ちもわかった。これなら防塵防滴を必須としなければ、グリップの握り具合は実質(横に並べれば一目瞭然である)E-3と同じであり中身もファインダー以外はむしろ改善されているところもあるE-30は、少なくとも現在の実売価格であれば良いと思う。少なくとも松、竹をメインに利用する、あるいはしていきたいと思っているならE-620と比較してもこちらの方が使いやすさは上であるのではと思うのだ。

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 一方で、不満があるとすればこの改善されたE-30に対してでなく、こういう一部不具合症状の出た個体に対するファインダーの対策品が出来ており、保証期間内であるために無償でファインダー交換対応をしているという事をオリンパスが正式にアナウンスしていないことである。私自身も、E-30のファインダーの不具合に対してオリンパスが対策を考えていることや、実際にその対策品によるファインダー交換が開始されていることまで全て価格コムのE-30掲示板から情報を得た。もしも、これを価格コムに書き込んだりする人がいなかったら一体、私はこの情報をどこから得たのであろうか?

 「んなもん、情報も何も不具合だと思えば直接メーカーにクレームを各自で付ければ良い」という意見もあるかもしれない。しかし、実際にファインダーの見え具合などは、その不具合が微妙であればあるほどそれが仕様なのか、不具合なのか、はたまた自分の使い方が悪いのかは判然としない。要はそもそもその程度のファインダーの製品なのか、本来もっと良いものなのかはなかなか判断が付かない部分があるからだ。また、仮にメーカーにやおら照会するにしても、オリンパスプラザが遠い人もいれば、送るにしても送っている間カメラが使えなくなったあげくに、仕様内で空振りになる可能性を考えればおっくうになるというのもあるだろう。

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 私は、どの程度の許容範囲を仕様内とするかはメーカー側が決めるものであるし、そのかわり仕様内と言う以上はそれは不具合でも欠陥でもないわけであるから、正々堂々とそれで押し通せば良いと思う。後は、そういう仕様のものを買うか、もしくは買ったユーザーは今後E-二桁機を買い換える際に、オリのファインダー仕様はあの程度の誤差が許容だということでまた買うか、やめとくかを判断すれば良い話だろう。

 問題は、不具合があるという告知が無いにも関わらず「対策品」が用意されていると言うことである。例えば次機種が出て購入したとする。アクシデント的な瑕疵があるわけでないが、「E-二桁機のファインダーだって言うのにこの程度の見えなの、違うような、、」と思った時にオリンパスが不具合があるという公表をしない以上はこれは、きっとこういう性能もしくは癖がある「仕様」なのかなと、素直に信じられなくなる可能性である。

 何れにせよ、私はE-3の傾きもE-30の本件もオリンパスとしては仕様内で通すのかもしれないが、もし、これらを丹誠込めて作った開発の方が実際にこれを使って、胸を張って「我が社の設計水準はこの程度です、この程度の誤差は許容してもらわないともう一杯一杯です」ということは断じて無いだろうと思う。

 正直に言って、そう言う意味では戻ってきて更に良くなったのは嬉しいが、今後のユーザーとしてメーカーを信じる?と言う部分においては、むしろ「Hiroさんのはこれで仕様だよ」と戻ってきた方が良かったかなと何か複雑な思いを感じた。素直に喜ばず、天の邪鬼かなあ?(笑)
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by Hiro_Sakae | 2009-05-29 00:30 | E-x,E-xx関係


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