人気ブログランキング |
2009年 06月 02日
【特許関係】と言っても特許でないが、新型撮像素子に絡みもう一つの妄想
下で紹介した特許に絡んだ妄想はここにきて、オリンパスと富士フイルムが3層型?の撮像素子で動いていることから端を発したものだ。




これは、両社がそれぞれ同じ方向のものをそれぞれの特許(オリの方は日本放送協会が絡む)が絡んでいることからフォーサーズ同士で協力するのではと言う前提に立っている。もう一つ考えられる可能性は、オリンパスがフォーサーズ関連企業とは関係なく自社(或いは共同)開発の撮像素子を作っているメーカーを探していないか?と言う妄想だ。過去、ここでもいくつかの会社を妄想し見事にはずれているが(笑)、また懲りずに見つけてきたのがこれだ。

今回の妄想の元とも言える有機物質を使った3層の撮像素子となると、現在富士フイルムと並んで研究が進んでいるのは、オリと共同特許を出願した日本放送協会である。この撮像素子に関する研究成果は昨年のNHK技研主催の「技研公開2008」で一部披露されている。

ここで、紹介されているものは未だ1500画素程度の試作品である。しかし、この時に出品されているものでフォーサーズ使いとしては注目するものが出版されている。すなわち、通常のデジタルカメラで使われている単板式の撮像素子を使ってハイビジョン撮影を行うシステムである。上記リンク記事の真ん中当たりにあるが、何とこの時に技研のプロトタイプはフォーサーズマウントでこのカメラを作っている。マイクロが出る前である。ちなみに、作成にあたってパナソニックが協力しているが、注目すべきは撮像素子。ハイビジョン用のフォーマットで1.25インチとわずかにフォーサーズより小さいフォーマットで8.9MPのスペシャル撮像素子が搭載されているのである。

画像を拡大すると、マイクロンの文字が読めるだろうか?画素数が若干違うがこれに呼応すると思われる情報がここにある。ずらりと関係者の名前が並ぶ中で、恐らくマイクロン側の中心人物と思われるのが下段の中村淳一氏である。マイクロン現在撮像素子に関しては、製造のみを行い、研究開発はAptima Imagingに分社化されているが、中村氏は現在はこちらの東京デザインセンターの要職にあり、今回高柳記念の賞もとった博士である。

英文でよみづらいかもしれないが、この中村氏の経歴を見て欲しい。2000年を過ぎてマイクロン社に転職されるまでは大学院卒業後オリンパス光学で撮像素子を研究されておられた方で先般紹介したNHKとの共同開発に絡むものに加え、当初E-330の際に共同開発となったオリのMOS型撮像素子の研究開発をしておられた方である。

うーむ。身軽にぽんぽん開発するために光学デバイス以外は外注にしてがんがんいったあげく、その外注先に足元を救われたりしている横で、このような頭脳が流出していたとは、、と言う感じだ。オリンパスは2000年以降も、4板式の撮像素子等でNHKと共同開発をする等、ここはつかず離れずの関係とも言えるしこれらのスペシャルセンサーの影にマイクロン(現アプティマ)がいるとすれば、何か面白い展開があればなあと妄想したりもするのだ。

ただの偶然だろうが、(ほんの少し大きくすれば)10~12MPになるフォーサーズマウントの撮像素子をマイクロンが作れること、そしてその研究者の中心人物がかつて今につながるMOS型撮像素子などをオリで研究していた人というのは何となく妄想したくなる話ではある。

by Hiro_Sakae | 2009-06-02 00:09 | オリ特許関係


<< マイクロ登場前夜ですが、、      色々書いたが、いよいよですな、、 >>