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2005年 11月 23日
風雲急を告げる、、アダプター軍団久々の戦国時代へ
最近読者が急増しているので、断っておくが、ただの与太話である。現在のフォーサーズの情報と、私の写真というシンプルな二本立てという運営に落ち着く前に、かつてM42マウントレンズを中心に激しい生き残りを賭けた戦いの時代があった。(その残骸の作例が、その他レンズ、引退者に埋葬されている)
、、、、、



元々は、カメラ沼から真っ当な写真愛好家の道へ更正を図っている時に、当時はまだ来訪者の少なかったところにふらりと訪れたある方のコメントに誘われるがままそのブログに訪れ、またその先へと訪れている間にアダプターによるレンズの世界に入った。

気が付くと、M42アダプターがいつの間にか私の手元にあり以降は4月のツァイスイエナのテッサーを皮切りに週替わり状態で続々とレンズが投入された。全盛時には、当時も与太話として書いたとおり、ツァイス、あるいはペンタックス等、軍団、徒党を組むまでに際限なく膨らみ数だけでは、ズイコー正規軍をおびやかす存在までに成長した。

当時のブログの記事を見ると、各グループの巨頭を集めこの事態の収拾を図られたがいつも会議は紛糾、銀塩レンズもズイコーデジタルを補完して実用面からも存在価値があると言う総論ではまとまるものの、各論では出口が見つからなかった。

さすがにここにいたり、HiroとE-300で極秘会談がもたれた。両者とも総論賛成で各論が反対に至る背景として
1.役者の揃った銀塩レンズのお歴々ではあり、個性はあるものの、フォーサーズではやはりぐるぐるボケを始めご老体の限界が見えるレンズも少なからずある。
2.ズイコーデジタルでもし、そのようなことがあれば即座に粛正されるのであるが、銀塩レンズのお歴々はすぐ「これはまあ個性だ、それを言い出したら土台我々はデジタル専用レンズではない」と煙に巻かれてしまう。
と言う点で一致した。そして、熟慮の末これに白黒つけるために、ある計画が実行された。

5.22計画と言われたそれは、禁断のOMズイコー50/3.5の投入である。OMアダプター推奨表でも白玉をのぞけば唯一開放絞りからOKと言うフォーサーズとの相性の良さも相俟って、ZD標準ズームと遜色ない結果を叩き出した。しかし、抵抗も強く、6月にはとどめのズイコーデジタル50/2.0を投入。結局この2本を基準に選別が一気に進み、6月末を持って事実上現在のフレクトゴン、マクロキラー、富岡リケノンと、お目付役としての銀塩ズイコーマクロの4本体制に落ち着いたものだ。

しかし、ここに来て今回ズイコーデジタルに久々の新顔35ミリが参加することになった。おまけにHiroの好きなマクロである。当時は数で倍以上の勢力を誇る銀塩レンズ群と妥協するために総論で共存論を支持した正規軍もここに来て、「銀塩レンズはご引退願い、正規軍単独で充分」という意見が出てきた。

Hiroとしては、まあどっちでもいいしと穏便且ついい加減に済ます予定であった。来年からはフォーサーズ自体が動きが大きくなるし、数の上でも今は正規軍が圧倒的に強いのでまあなあなあで済むと思っていたからだ。

先ず動きは銀塩レンズの方から起きた。ここのところお呼びがかからず日照り続きだったところへ、急遽読者からのリクエストに応えるという形でフレクトゴンが登場。以降、E-500の登場でひょっとして心変わりされないようにアピールしたいというE-300の弱みにつけ込み全員参加で渾身のパフォーマンスを繰り広げた。

正規軍もその間に挟まり、ZD50を中心にZD11-22の本格的参戦等で圧倒的な地力の差を見せつけむしろ余裕の表情であった。事態はこのまま、更に新しいレンズの加わる正規軍の安泰で終わるはずであったのだ。

事態が予想外に展開するきっかけは、やはりHiro自身であった。Hiro自身も正規軍最重視戦略に異存はないが、そもそも今の銀塩レンズ群では劣勢が免れないが更に入れ替えて底上げが出来ないか=新たなマウントの導入というものである。
ただ、銀塩レンズには縛りがある。新たにズイコーデジタルが買える様な値段を投入するような本末転倒はできない、将来リリースされそうな100ミリ近辺は不可。また、なまじそれがあるために、フォーサーズ利用でなく銀塩利用に傾いてしまう危険性のあるものは避ける。とまあこんな感じだ。また、曲玉も当然駄目だ。加えて、今の銀塩群程度とは互角以上に戦ってもらわないと困る。結果的にやはり今の銀塩レンズの方が良いと言うことで「働かざる者食うべからず」の鉄則により早々に消え去るというのでは徒労に終わるからだ。

しかし、これがそうやって見ていくと、フォーサーズの8種類に及ぶマウント及び禁断の2枚重ねによるハッセル~デッケルまでのその他を加えても意外と難しい。で、ようやく、挑戦者の選抜を終えた。焦点距離も現布陣の35~60ミリとほぼ同じゾーンがっぷり四つである。(笑)
M42の時のような少しマイナーな選び方でもなく、自分で言うのも何だが真っ当である。しかし当たり前であるが、金力?でヤシコン軍団をずらーっと並べるというのでもない。(と言うかそれは出来ない(笑))ただ、一部の人にはへーっと目から鱗の選択かもしれない。

と、ここまで読んで頂いた方々、貴重な時間を使わせてすいませんでした。m(_ _)m

何れ、近いうちに新軍団が登場した際にはジャッジをお願いいたします。

by Hiro_Sakae | 2005-11-23 21:17 | アダプター沼関係


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