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2006年 03月 12日
E-330 初期設定をいじってみる楽しみ
あれこれ使い始めて、まだまだわからないところはあるが、とりあえず使い勝手に影響する部分を少しずつ設定等を変更してみた。E-500とは殆ど共通の様だが、E-300からはかなり変わっている。私の撮影スタイルに合わせた設定変更なので、誰にでも関係することでは無いが、E-330を知る一助にしていただければ幸いである。また、もしE-330,E-500ユーザーの先輩でもっと良いやり方があれば教えて頂きたい。



1.アイカップの変更
 E-300では、私はE-500発表時に発売された大型アイカップのEP-6に付け替えた。理由はあの少し大げさなラバー部分が私の様にメガネをかけているとメガネレンズにぴったりとくっついて、非常に安定したからだ。E-300の時はISOは常用となると200が限界で、それも場合によっては使いたくないと言う場合があり、以下に低ISOに耐えるか=遅いシャッター速でもぶれないか?を優先していたからだ。

 今回、E-330においては先ず、このEP-6を試したが、安定性優先では、やはりこのアイカップが一番である。しかし、E-330においては、そもそも光学ファインダーばかりを使う訳でもなく、今のところISOも400までは神経質にならなくても良い=シャッター速が一段以上稼げると言うことで、結局入手してお蔵入りになっていた、マグニファイヤーアイカップのME-1を付けてみた。結果、EP-6よりは安定性に欠けるものの、純正のものとは大差なくむしろ1.2倍拡大効果による利点の方が大きいため、これを導入することにした。

 E-300の場合は視野率が94%で倍率が1.00倍で、E-330の場合は視野率が95%と1%見える範囲が拡大したものの倍率が0.95倍と下がった。これにME-1を付けると視野率95%のままで、倍率が1.016倍となる。アバウトであるが、E-300と同じ大きさの見えで1%視野だけ拡大した格好になる。また、E-300でこのME-1を付けた時は拡大効果で右側の絞り等の表示がけられて見にくくなる現象が生じたが、E-330では大丈夫だった。私の様にメガネをかけていなければ、尚更問題ないだろう。E-300と違い、E-330ではむしろこれをデフォルトでも良いかと思う。

2.AELの測光方法の設定

 AELボタンを押すと、その時点での測光に固定されるがE-300と同じように通常測光と測光方法が変えられる。例えば、普通はDSP測光であるが、AELボタンを押した時は中央重点測光でロックされるという形だ。

 E-300の場合は、DSP,中央重点、スポットしか選択肢が無かったので、わざわざAELを使う時(輝度差が激しいとか)の状況を考えて、迷わずスポット測光を使った。DSPが暴れたので、普段は中央重点、AELを押すとスポット測光に変わると言う形だ。勘補正する時も中央重点で図って、あとAELでスポット測光してその差で大体当たりを付けるなんてこともしていた。(あくまで大体である(笑))
 
 E-330では、今回この選択肢にハイライトコントロールとシャドウコントロールが加わった。今まで使っている場面でも、E-330ではデフォルトまでいちいち中央重点で補正せずともDSPで充分対応出来ることがわかったので、E-330では初期設定通り、デフォルトはDSPのままとし、私が輝度差の関係でスポット測光を多用していたことから、今回はAELをハイライトコントロールに設定した。いわゆる、通常はDSPをベースに使用し、明らかに白飛びが出そうな時はAELボタン一発のハイライトコントロールで白飛びを回避すると言う形である。(私のシチュエーションでは、白飛びをやってしまうことが多いため)

3.フォーカスモードの変更、MFのモードをデフォルトから3へ
 E-500から、オートフォーカスに関して、シャッターレリーズとAELの組み合わせでS-AF,C-AF,MF毎にいくつかの組み合わせを選べる様になっている。

 そもそも、これをいじる気になったのは、E-330のS-AF+MFの設定である。私の場合はマクロ域を結構使うのでS-AFだけでは、細かいピント(しべの先とか)は無理なので、どうしても最後の詰めはMFに頼らざるを得ない。マクロはどうしても、針の先の点で無限点AFでも出来ない限りMFとのおつき合いは切れないからだ。

 S-AF+MFだと、AFでざっくり寄って、それからMFと言うことで便利なのだが(ZDレンズなら全て対応)、最近でも思わぬ時に、うっかり失敗するのは、この間シャッターボタンを半押しにしていないといけないのに、思わず指がういてしまって半押しが解除されることだ。(実際は慣れてしまって、最近はほとんど無いのだが、(苦笑))

 本当は、S-AFで寄ってMFする時はシャッターボタンを半押ししていなくてもMFが出来、その後シャッターを押せるのがベストであるからだ。E-330のマニュアルを見てみると、何と、E-330はシャッターを離してもMFが使えると書いてある。しかし、またシャッターを押すとAFしてしまう。これでは意味がない。(AFでざっくり寄った後に右下方のしべにMFでフォーカシング、ここまではシャッターボタンを離していても決まるのだが、その後OKと言うことで、シャッターボタンを押すと、ジーっとまたAFし直して元の木阿弥である。(笑)結局、半押しにしないと意味がないので、この改良点が何の意味があるのかが私には不明である。)

 それで、このマクロでMFフォーカシングをするのだが、ざっくり寄るところをAFで行ってそのままMFして、それでシャッターを押せるというのが何とか出来ないかと思ってマニュアルを読んでいると、AELボタンとシャッターボタンの組み合わせで色んなモードが設定出来ることがわかったのだ。

 結局、種種の中で、S-AFと、C-AFは初期設定そのまま(慣れ親しんだE-300と同じ)とし、MFの設定を、AELボタンを押している間だけAFが作動するMode3に変更した。AELボタンを押さなければ、普通のMFだが、例えばざっくりAFで寄りたい時だけこのAELでAFを使って、後は普通にMFして、シャッターを押す形だ。当然半押しの必要はない。ZD35ミリマクロだと距離目盛りが無いので、大体を目盛りで合わせておいてMFするという技が使えないために、E-300ではMFモードを使う気になれなかったのだが、この設定で、むしろマクロではこちらが常用モードになりつつある。(ライブビューBを使う時も、ビューに切り替える前にこれでざっくり寄っておいた方が楽である。)

 とまあ、こんなところである。後はまだ、詰め切れていないのが、(と言うか試していないのが、)コントロールダイヤルの設定変更。露出補正の時に露出補正のボタンを押さなくてもダイヤルだけ回して露出補正出来る様に設定変更が出来る様だ。

 後は、連射切り替えボタンに初期設定されているボタンの機能変更だ。E-330では殆どの設定を自分で記憶させられるカスタムリセット(二つ登録可)と、コントラストや仕上がり等の画像周りのモードを登録出来るマイモード(二つ)という二つのカスタム機能がある。私としては、このボタンでマイモードが一発で呼び出せる様に変更可能な様なので、(勿論、カスタムリセットもマイモードも、メニューで簡単に切り替えられるが)例えば、このボタンにマイモードでモノクロモードを作っておいて、モノクロ向きの場合は、カラーで撮った後に、さっとモノクロでも撮るとか、或いは、普段はビビッドだが、一発で別モードも抑えて撮っておくとかその辺を検討中である。


カスタムリセットの方は、ファインダー見ながら変えるというわけにはいかないのが、例えば一つは自分なりにカスタマイズしたデフォルトモードとし、もう一つは、その日の環境に合わせたスペシャルモード(例えば早朝の林に入る時は、この時間ならWBはこれに決め打ちにして、どうせうまく決まらないだろうから後処理前提で、仕上がりはフラット、マイモードは使わないから、連射に戻して、暗くても見やすい様にライブモード拡張ONに変更等々)を仕込んでおくというのも悪くないかなと思う。いざとなれば、スペシャルモードに変更し、終わればマイデフォルトにまたすぐ戻せるというのは便利だ。第一、こういう色々設定をいじるなんて言うのはその場では面倒くさくて出来ない。

尤も、この辺はこれから段々使い込んで、試行錯誤していかないと決められないところだ。まあ、楽しみの一つとも言えそうである。

by Hiro_Sakae | 2006-03-12 01:07 | 雑記諸々


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