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2006年 11月 26日
【特許関係】第二章実現のための特許
 何となく、特許をぶらぶら見ているとここで既にいくつか紹介している様に、ぶれ補正の部分、ライブビューをE-3xx系以外の機種に乗せる部分、AFの多点化等は出願ベースで見ると2年前の2004年頃が多い。秋に入ってこれらの周辺部分の特許が出てきている。最近出た中で気になったものを二つ。




【公開番号】 特許公開2006-319434
【公開日】 平成18年11月24日(2006.11.24)
【発明の名称】 デジタルカメラ

と、

【公開番号】 特許公開2006-317713
【公開日】 平成18年11月24日(2006.11.24)
【発明の名称】 スーパーインポーズ表示を行う一眼レフレックスカメラ

である。詳細の理論はよくわからない部分もあるが(笑)概略は以下の通りである。

 まず、1番目の特許はライブビューAに関するものである。実施例はE-x型で説明されているが、ここではE-x型である必要はない。
 さて、今DSLRにはAF/AE等用にCPUが乗せてあるらしいが、これにライブビューを登載すると従来の技術ではこのライブビュー表示等のためにもう一つCPUが必要となるらしい。(E-330の事だろうか。)そして、これが昨今のデジタル一眼レフに求められる一層の低価格化を考えた場合、この機能実現のためにCPUを2個乗せるという(=高コストの一因)のを何とか出来ないかと言うのが、この特許の解決したい部分である。
 そして、AE演算、AF演算、ライブビュー関係の演算の演算回路のタイミング、ロジック等を工夫すること(ここが特許)により、これを一つのCPUで解決出来るとしたのが、今回の特許である。
 ユーザーとしては、別に目新しい機能が付加されるわけでは無いが、こういう工夫でライブビュー登載が低コストで実現でき(ボディの低価格化或いは、下位機への登載)且つ、今後他社がライブビューを乗せてくる時に地味ながら何らかのアドバンテージになるかもしれない。

 もう、一つの方はオリのAF多点測距化に呼応したものとも言えるだろう。すなわち合焦したポイントをスーパーインポーズ表示する機能は今既にあるが、このインポーズ表示を画面の横端等まで広い範囲に行う必要が今後のAF多点化が進めば出てくるだろう。
 当然、現行ある技術でもそれは可能であるのだが、オリはそれで画面のワイドにカバーするスーパーインポーズ表示を行うとその機能の部分が従来の測距範囲のものよりもパーツが大きくなる。(当たり前だが(笑))
 オリは、これを嫌って従来と遜色ない、むしろ配置を工夫することによってこのワイドにカバーしながらもAF測距点に追随できる仕組み(パーツ)を考案した。それがこの特許である。
 これも、言ってみれば同じ機能のものは従来でも存在するし、多点測距になってそれぞれの点にスーパーインポーズ表示されたからと言っても使う方は「当たり前」だが、これを組み込んでもなお、ボディを大型化いやむしろ小型化出来るためだけの特許である。

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先日E-400に関して渡辺担当部長の談話が出ている時小型に当たってSSWFも含め殆どの部品を見直したと言うのが書いてあった。
これに限らず、オリのボディを考えた際に全くの新しいマウントである以外に
・SSWF(含む制御、温度センサー回り)という全く新しい機能の搭載
・同じくライブビューの登載
・ポロファインダー光学系
・今度出るリレー光学系による新光学系のファインダー
等従来の一眼レフボディでは考慮されなかった全く新しいパーツ、光学系が使われている。一眼レフをデジタル化したのではなく、文字通り「デジタル時代の一眼レフ」である。結局第二章へと煮詰めて出来上がった時には、見た目は従来の一眼レフと同じであるが肝の部分はほとんどすべてE-systemの為に1から作った「SLRとは別物のDSLR」になっていくのだろう。

しかし、ゴミ取り、そしてそれに続くライブビューとデジタルの進展の中で、これを含みながらもポロファインダー系、または(出て欲しいが)リレー光学系を使った全く新しいファインダー光学系を用意してまで、光学との両立を図ろうとしているところは、正に「オプトデジタル」をコアに掲げている光学屋のプライドが見える気がする。

by hiro_sakae | 2006-11-26 09:31 | オリ特許関係


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