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2006年 12月 17日
【勝手仮説】オリンパスは、日本の少数派の代表か?
何故に、オリンパスのユーザー層がDSLRになっていまいち増えて居ないかという部分をカメラ性能とかそういうものとは別の次元で考えてみた。何か特徴があるのではないかということである。

 話の内容は続きに譲るとして、もし「うーむ、俺(もしくは私)って正にこの世代じゃん」と言う方、そう、フォーサーズを使ってしまっているあなた、「OM-フォーサーズは我々世代のカメラなのです。」(笑)
 敢えて、カテゴリはフォーサーズの思想に入れることにしよう。




  先ず、何かフォーサーズファンに偏りがあるような気はブログを立ち上げて以降、かなり前からあった。ここに訪れる人々の中で比較的多いのが、
・オリンパスがかつてOMと言う一眼レフで売れていた時代を知っている。(最近の若い方でカメラに興味のない方だと知らない人がいる。悲しいが、、(苦笑))
・何となく、30代から40代位が多い様な感じがする。
・何となく、60代を超える高齢層が少ない様な気がする。
とまあこんな感じだ。何となくというのは根拠がないからである。(苦笑)
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そして、一般的に
・今、DSLRを購入する層は既にフィルム一眼レフ経験者が多数派である。
・またDSLR購入時にある程度それぞれのメーカーに対するイメージ、評価がある。
と言うのも言えるのでは無いだろうか。

フィルム時代の各社に対するイメージ、親近感を引きずっているとも言え、となれば、オリンパスの一眼レフに好意的もしくは、オリンパスの一眼レフと言うものに「違和感を感じない」のは、そういうイメージなりを植え付けられている世代等に何らかの特徴が無いかと考えてみた。。

そこで、オリンパスのOMに他の一眼レフ主要メーカー(キヤノン、ニコン、ミノルタ(ソニー)、ペンタックス)に無い時代的特徴と位置づけの変動を上げてみよう。
1.1971年以降の最後発に近い一眼レフシステムであったこと。
  従って、これ以前に一眼レフシステムを導入された方にはそもそも導入時にオリンパスを検討する可能性は全くない。
2.1974,5年頃~1986,7迄5大メーカーとして認知された時期があったこと。
  この間はOMシステムの全盛期とも言え、これより前、そして後も「一眼レフのメジャーメーカー」は4大メーカー(C,N,M,P)の時代である。OMはその後も21世紀まで続くことになるが、「カメラが趣味でない層まで購買層を広げるメジャーメーカー」としての位置づけはこの10年間に集約されると私は思う。
3.そして、このメジャー時代とは別にOMファンには、1989年以降のマイナーだが思想、作り込みに惚れ新たに敢えてこのこだわりの「MF一眼」として惚れ込んでファンになった層が存在する。(ここの考慮は後述)

 従って、オリンパスがOMで一眼レフメーカーとしてカメラマニアの枠を出て好意的に支持されていた時代は、1974年~1986年という比較的狭いスパンに集約される。
これは
「ずーっと、メジャーでカメラファン以外にも名前が知られている4大メーカー」や
「そもそもそういうメジャーの時代が無くコアのカメラファンにのみ支持され続けたメーカー(コンタックス、最近のコシナ等」
の双方にも無い、オリンパス独特の特徴であると思うのである。(このファン構成の2層性についてはまた機会があれば触れてみたいがここでは割愛)

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 では、現行オリコア第一世代は1974年~1984年にオリの影響を受けた層だというのが一つ目の結論である。その時発病したのか、或いはこの時の影響が潜伏し後に発病したかは様々だろう。(笑)
 加えて、ここで私は独断である条件を付加した。つまりカメラに興味を持ち、あるイメージ先入観を持つのは、その人にとっていつ一番「刷り込み」がなされるかと言う部分である。これは人それぞれであろうが、カメラに興味を持ち、実際に憧れの存在として認識する、手に届くものとして検討する、或いは初めて自分の一眼レフを手に入れると言ったのがインパクトが強いのかなと思う。ここは人それぞれだが私は小学高学年~大学卒業位、年齢にして12歳ぐらいから、23,4歳ぐらいの思春期~大人までと想定してみた。これは、実は白状すると私に近い。1974年から86年と言えば、私は中学時代から、社会人の駆け出しの頃にこの12年間を経験する。

 従って、オリンパスの全盛時代の1974年から86年の12年間を自分の人生で12歳(小6)から24歳までに経験した世代を一番刷り込まれた世代と規定してみた。(笑)いわゆるカメラやメカに興味を持つ頃から、大人になり自分の趣味なりが形成されるまでの間ずーっと、オリンパスのOM=メジャーの一角として育った人である。逆算すればここは1962年生まれとなる。
そして、1962年生まれを軸にオリンパス全盛12年の半分以上をこの多感な時期とかぶったゾーンをオリンパス好意派第1世代とした。


 次に、マニアック層受けのMF一眼レフとしてOMを支持した層は、オリンパスOMが完全にマイナーになってしぶとく生き残った、1990年代発病と規定し、こう言うのに目覚めるのは上記第1世代を卒業し大人になった年齢イメージとして大卒入社で5年目ぐらいからと想定すると、(28~38)と想定すると、90年代が完全にかぶるのは、奇しくも1962年生まれでこれまた同じ感じになる。

 つまりオリンパス好意派のHiro的年齢分布仮説は、
1956年(昭和31年生まれ)~1968年(昭和43年生まれ)を中心に拡散している。というものである。

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 そう、もうお気づきになった方も居るであろう。ここに2003年10月ではあるが、日本の人口分布図があるので掲載してみよう。3年前であるがトレンドは変わらないはずである。

 この表では、41歳が1962年生まれに当たるが、この辺は日本の年齢別人口分布図でいくと丁度団塊の世代、同ジュニアに挟まれた底の部分の中央に位置する。従って、この表で見ると1956年生まれは47歳、1968年生まれは36歳となる。(あくまでその年の10月現在)
従って、今の年齢に弾き直せば39歳前後から50歳前後、正に40歳代をコアに、30後半から50前半までと言うことになる。

 そして、ここは正に団塊の世代と同ジュニアの二つのこぶに挟まれたマイノリティー世代に見事に合致する。ちなみに、団塊ジュニア以降は出生率の低下があり、特徴的なでこぼこを形成していない。ベビーブームに起因する二つの人口の盛り上がりが殊更とりあげられるが、こういう「多数派に上下囲まれた少数派世代」というのも我々が最後になりそうである。(笑)

 ここを読んでいる人でも、このオリファンが多いと私が思う、コア世代もしくはその近隣(いれちゃうと、結局非団塊世代、団塊世代ジュニアになるのだが、、)の方が多いのだろうか。私は、これがあながち間違っていないとなれば、書きたいことがあるが、それは今回は触れないことにする。

by hiro_sakae | 2006-12-17 12:27 | four thirdsの思想


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