人気ブログランキング |
2007年 01月 13日
やっぱり、次期E-1はこれでしょう。
まあ、私的にはこれのどちらかが一番可能性の高い図面だろうと言うことで、、



c0036985_11394264.jpg
(特許DB,特許公開2007-6357による公開図面1より引用)

これ自体の図面は、先に紹介した特許等でも同じ形式で2,3出ている。最近公開され始めている特許だと、今までライブビュー絡みの改良特許に関して従来は、E-3xx系を思わせる実施例であったのだが、最近は平行してこの型のものの実施例が複数の特許で見られる。あたりまえだが、他特許に見られるE-1型、E-3xx型のどれとも違う「既存の製品には無い形式である」そして、今回引用したのは、今月公開された特許についていたものであるが、この図面のディテイルも既存製品がないにも関わらず、詳細に進歩の跡が見える(笑)以下、この図面に沿って、中身を見てみよう

まず、目を引くのはファインダー光学系である。ペンタ部はあるものの、従来のペンタプリズムと構造は似て非なるもので、顕微鏡光学系を応用したかのようなリレー光学系を採用している。このリレー光学系を使ったファインダーの特許に寄れば、これにより小さな撮像素子でも良好な高倍率像を視認することが出来ると言うことだ。

次に、ライブビューA用のサブイメージャーが搭載されている点。上記の光学系採用により従来のペンタ型では難しいと言われていてビューA用の表示素子を装備できる様になっている。

更に、図の下に目を転じてもらうと、AFセンサー部がある。撮像素子のスペースが小さいのを利用してかなり大柄な独特のAFセンサーの絵がかいてあるのが目につくだろう。このセンサーの絵は、ここでも何度か紹介しているオリの新型千鳥格子センサーでの多点AF測距の特許にたびたびでていたAFセンサー図と同じ形式である。なるほど、こういう形で描かれているとちゃんと収まるじゃないかとにんまりしてしまう感じだ。

と、ここまで書いてもったいぶるわけではないが、実はこれとは別の実施例がある。個人的にはこちらの方が来そうな感じである。よく似ているが違いがわかるだろうか?
c0036985_12275428.jpg
(上記特許の公開図面7より引用)

 先ず、最初の図面では通常位置にフォーカシングスクリーンが配置されているが、後の図面ではスクリーンは接眼部のレンズからでた間近の所にある。実はリレー光学系を採用して高倍率を上げるには、ここにスクリーンが無いと意味がないのである。従来のペンタ型では、光路のずいぶん先にある像を接眼レンズで拡大する形になるのをリレー光学系を使うことにより接眼部の間近でスクリーン像を結像することにより、小さな撮像素子ながら実体上35ミリフルサイズと遜色ないファインダーを実現するのがミソであるからだ。(たとえて言えば、従来の位置のフォーカシングスクリーンの半分の距離に近づけることが出来れば半分のサイズの撮像素子でも窓からのぞいた時に見える大きさは同じになると言うとわかりやすいだろうか。勿論極論ではあるが、原理はそういうことである。)

 そして、もうひとつの相違は上の図でライブビューA用の表示素子を持ってきているスペースに、AF、AEセンサーを仕込む形だ。モックアップで言うペンタの後ろの出っ張りが実はAF,AEセンサーになっている形だ。となると、ライブビューはとなるが、これでいくと、ライブビューはB専用となる。

 すなわち、もしこれでくるなら次期E-1のファインダー光学系は、オリが光学屋の意地を見せて全くの新規で開発した、新型光学ファインダー+ライブビューBと言う組み合わせとなる。個人的にも光学ファインダーがもしもフルサイズと遜色ないレベルになるのであれば、この組み合わせはベストだろう。

 そして、ライブビューA,B問わずここのところ上げられている改良特許の内容はと言うと、
・概F2.0よりも明るいレンズ等で高輝度(太陽)のものを見た際にイメージャーのダメージを回避する特許。
・暗闇等でAF補助光が光る際に、AF補助光発行による光量増大によりLCDビュー画面がその間白飛びするのを回避する特許。
・高輝度の被写体をライブビューしている際に、インディケーターの表示文字等が読みづらくなるのを改善する特許。
・ライブビュー撮影時に、普通撮影の瞬間は静止画像となるが、そうならずにライブ画像が見続けられる特許(→これは、ここでは紹介していないが結構奇抜な仕組みである。レンジファインダーで撮影するごとく、一瞬なりとも静止、もしくはブラックアウトせずライブ画像が見られるのである。特に高速連写で動体を追う時には必須の技術)
等々細かいものも入れると自社のライブビュー特許の改善に相当の力をかけて行われているところが透けて見えてきそうな感じだ。

------------------------------

以下、余談であるが恐らく近々始まる第二章で全て解決されるかどうかは別にしてDSLR市場ではチャレンジャーの立場であるオリが本気でこれに挑むというのであればE-systemの為に、AF,AE含め全てDSLRシステムに最適な技術を作り込んでいくのは必然とも言えるだろう。

そんな中で、ぶれ補正はじめ色々新技術に期待がかかるが私は個人的には今回このオリの提唱する新しいファインダー光学系が製品として出てくるかどうかを大いに期待している。

何故かと言えば、まず本当にこの仕組みすなわち
・従来型ではミラー上部にフォーカシングスクリーンが置かれるのが当たり前。
・従ってスクリーンから接眼拡大部までの距離は変えられない。
・故にフォーマットの大きさによりファインダースクリーンの大きさがある程度決められてしまう。
と言う縛り→撮像素子のサイズとファインダースクリーンのサイズの縛りから解放される可能性を秘めているからだ。

現行のフォーサーズの大きさで、等倍のスクリーンでもフルサイズ換算では0.5倍相当になってしまう。これ以上大きくしようと思えば接眼部で拡大しないといけない。しかし、拡大するにも限界があるだろう。接眼部だけで2倍も倍率をかけるとアングルファインダーでわかると思うがけられてしまう。フォーサーズでこれである。
個人的には、今後撮像素子が例えばデジタルPenFTではないが、コンデジ並みの小さな撮像素子でコンパクトDSLRシステムの様なものを考えようとしても、ペンタ型では小さすぎて無理というのもわかるだろう。性能が劣るとわかっていてもこういう小さい撮像素子を使う「ネオ一眼」がEVFに頼らざるを得ない理由はここにある。
しかし、オリの特許であるこの新型ファインダーを使えばフォーサーズより更に小さな撮像素子でも良好な光学ファインダーを使える可能性が開けてくる。実現化すれば正に光学メーカーならではの技術といえるだろう。

ファインダーに関しては、光学かEVFかという議論がある。しかし、オリの用意する回答は、「新特許による、フォーマットが小さいデジカメの為の新型光学ファインダー」と「他社比先を行き、今回更にブラッシュアップしたライブビュー」の二本立てだ、光学かデジタルがでなく、どちらもというスタンスだろう。正に「オプトデジタル」を掲げるオリンパスの面目躍如と言ったところか。楽しみにしたい。

by hiro_sakae | 2007-01-13 13:23 | オリ特許関係


<< やはり、      これも、いいのよ >>