2007年 06月 16日
jupiter-8 に関する諸々
  と言うか、勝手な与太話であるが、、



  Jupiter-8と言うのは恐らくツァイス系ロシアレンズの中では一番メジャーであろう。これも3及び、12と同様、当初はクラスゴのゾナーという意味のZK銘でスタートした後、Jupiter銘に統一される過程でJupiter-8と名付けられた。キエフのコンタックスマウントがオリジナルであるが、LマウントがZK時代から存在する。当初の白鏡胴から黒、絞りの刻み線等細かなバージョン、製造工場の違いは存在するが大元のレンズは変わっていない。黒の方が後期バージョンでありコーティングの改良(そう、ロシアに珍しく改悪でなく改良)が行われた。

  年式によって好みもあるだろうが、ボディと違って新しい=即悪いとはならない。むしろ黒の方がコーティングも改良されているし、輸出仕様だとしっかりしている。個人的にはことレンズに関しては古いものでなく、なるべく新しい年式で程度の良いものを入れるようにしている。(歴史的価値や、ロシアもののコレクターであれば、ZKやJupiterでも白の初期でゾナーと同じノブ付きなどの方がかっこも良いし、レアだろうがこれにはまりだすと収拾がつかない。あくまで実性能第一だ。)

  私は,Jupiter-8と言うか、いわゆるこの標準レンズのゾナーというのが好きである。そもそもキエフからコンタックスへと入った先祖返りの様な経緯をたどったからかもしれないが、何となくコンタックスで標準レンズと言われると、プラナーよりゾナーという響きにぐっとくるからだ。戦前は宿敵ライカの標準レンズを凌駕する、イチゴゾナーを筆頭に鷹の目テッサーと共にツァイスの威光を表すレンズであった。しかし、そのホームグランドであるコンタックスレンジファインダーが終焉し、その後のコンタレックス、あるいはヤシコン、或いはローライSL等の一眼レフの時代はコーティングが進み、戦前はぱっとしなかったプラナーがゾナーにとって代わった。今や標準レンズと言えばプラナーの時代である。余談であるが、ツァイスコンタックスのゾナーコンビにどうしても追いつけなかった、ライカがズミクロンで一発かますことができたのもコーティング技術の賜であろう。

 最近のZMでは、プラナーと共にゾナーも復活したようであるが何となく、メインのプラナーに比して「往年の」と言った肩書きをつけたいような扱いである。これはゾナーファンとしては大変不満ではある。「Jupiter-8でゾナーを語ってどないすんじゃい」といわれる方もいるであろうがその辺の所はおいおい「つじつまをあわせる」つもりであるので今暫くお待ちを、、。敢えてレンジファインダーを入れる楽しみの一つにはそこにプラナーでなく、ゾナーを使う楽しみがあると思うのだ。
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by hiro_sakae | 2007-06-16 19:44 | R-D1s関係


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