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2007年 12月 27日
【特許関係】最近の公開分から見えてきたオリのLV&AFのアプローチ
  本来、一つ一つのもので説明したいところだが年末月でぼやぼやしているうちにいくつか溜まってしまい、まとめてアバウトな説明になるのをご容赦頂きたい。ここにきて、第二章以降の楽しみである、時分割や、撮像素子中に位相差AFの仕組みを、、、と言う様なまだまだこれからというのでなく、もう少し現実的なものが出てきた。(第一章時代のぶれ補正特許や、千鳥格子センサーのようなものか、、)

  何れにせよ、ダストリダクション同様、LVもオリはデジタル専用システムであるフォーサーズとしてはこれを徹底的に煮つめるようである。

  



  次のリリースにも絡む、LVの抱えるAFの処理に関する特許の数々が丁度E-3のリリースされた頃からまとまって公開されている。出願で言えばE-330がリリースされて以降のものである。また、時間があれば詳述したいが大きな流れについて書いておきたい。

1.ここにきての以前の流れとの差異について

夏~9月頃までにも実はLV絡みは断続的に特許が公開されていた。しかし、私はほとんどそれをここでは紹介しなかった。何故か?それはそこにでているものの殆どがE-330方式、ポロ型によるLV-A&B方式によるものであったからだ。第二章に入る際にオリはこの方式をとらずLV-Bを選んだ。何か動きがあるのかもしれないと思ったからだ。

11月前後以降もLV特許が公開されたが明らかに潮目が変わった。まずLV-A&B方式がぱたりとやんだからだ。そしてこの流れは結局変わることなくむしろ下に上げる二つの方式に連なるものが断続的に出てきている。

2.二つの方式とは?

単純に言えばファインダーの採用において、光学ファインダーとLVの併用をする方式(現行第2章ボディ、現行方式とする)と、LV(もしくは将来的にはEVFも可)単独の方式(単独方式とする)の二つである。特にはっきりと、実施例の前提が「ライブビューのみのレンズ交換式カメラ」を前提にしているものが呈示されていることがここ最近の従来と違った特徴である。

両方式とも、実施例としてカメラの図が添えられる場合は、現行方式の場合はE-3(もしくはE-1?)に似たボディ、そして後者の方式は何故かE-3xx系のボディが図として使われるところは興味深いところではある。

3.両方式の共通点は?

AF方式のメインとしては両方式問わずフォーサーズとしては、位相差AFをメインに据えると言うところか。そしてここにきて目新しいのは今まで色々なAF方式をここでも紹介してきたが現行方式ではLV時にコントラストAF方式採用を前提、単独方式は常時位相差AF方式を前提として特許が公開されているところだ。

4.具体的な改善点等は、、現行方式の場合

まず、LV時には位相差AFもしくは、コントラストAFをどちらも使えるようにしてある。そして、位相差AF利用の場合の問題点である、ぱたぱたの改善が上げられる。(位相差AFの場合AF時のミラーダウン自体は不可避のため)

これは、E-3で改善されたそもそもAFの時間短縮や各動作のスピードアップに加えて、ぱたぱたの動作時に行われるシャッターチャージ自体を事前に行うことが上げられる。具体的にはノーマルオープンシャッターという、従来のシャッターチャージにシャッターが閉じるのでなく、チャージに逆にシャッターが開放状態になるシャッターを導入することにより、LV時=シャッター開きっぱなし=シャッターチャージ完了となるようだ。そして、露光時には電子マグネットシャッターを一時閉めチャージの力で閉じるのでなく、開くという風に作動させれば、シャッター全押し時にはマグネットでシャッターをとじるだけなのでこれだけでも相当時間が節約される。

加えて、ここのぱたぱたカム動作を根本的に変えるのとの合わせ技でLV時の位相差AF時のタイムラグを大幅に縮めるようである。

更に、併用としてコントラストAFの利用を前提とした場合にパナの例ではないがやはりレンズ側が山登りAF特有の前後動に対応出来るかどうかがネックになるようである。特許によればレンズタイプは、
・従来の位相差AF用のDCモーター等不向きなもの
・従来の位相差AF用ではあるが、コントラストAFの動作に追随出来るもの
・コントラストAFにも対応したレンズ
と3つのタイプに分けられるようである。
コントラストAFへの不向き度合いにより、コントラストAFのロジックを変えて対応する仕組みが考案されている。このためにはそのレンズの基本情報に加えてそのレンズの駆動方式、ステップすう等の情報が必要であるが、これに関しては、
・新ボディがリリースされる前のものはボディ側に情報を書き込み、新ボディ以降リリースされるレンズはレンズ側にその情報を持たせ通信する方式と、
・新ボディリリース前の情報はボディに書き込み、新ボディ以降リリースされるものはボディ側のファームウェアバージョンアップで対応する方式とが
考えられている。
尤も、いくらボディ側制御で追随するとしても従来レンズでは限界があり最近の特許では一番遅いもののAF完了目標は2秒となっている。(先ほどのぱたぱた改善技術によりその代わりコントラストAF時もぱたぱたするというのは回避されるようだ)

どちらも同程度であればコントラストAFの方が使い勝手が良いことには変わりない。どちらを選ぶかを現行のL10等の様にユーザーが選ぶことも出来るが、別特許では、上記レンズ情報によるコントラストAFの使い勝手を判断し、オートでボディ側が位相差AFとコントラストAFを選択する特許等も公開されている。

何れにせよ、パナソニックのL10で呈示されている方式の延長線上で使い勝手を大幅に改善する線で煮つめられていくものではと思われる。

5.単独方式の場合

これは、ここでも少し紹介させて頂いたが、ハーフミラーによりLVと位相差AFに光路を分岐し、LVと位相差AFを常時快適に使える仕様である。光学ファインダーは無いが、LVの使い勝手はどう考えてもこれがベストであると言える。

ハーフミラーの処理は、単純にメインミラーをハーフミラー化し、撮像時のみこれをミラーアップして全光量を撮像素子に導く方式が先に呈示され、最近ここで紹介した逆にハーフミラーを固定化してメインミラーを撮像時だけ回道する方式と二つが呈示されている。前者の場合、LV時はミラー経由、撮像時は素通しとミラーが介在するしないによるわずかな屈折率等の影響が出るため、これをうまく補正する仕組みが別特許で上げられている。

後者は前者はそういう凝った仕組みと、またミラーを薄型化するわけにはいかないためこれを簡略化するバージョンとして考案されたものだ。どちらが使われるかは不明である。

そして、これに特有の特許としてはどちらもLV時の光路にはミラーが介在するし、後者の場合は撮像時もミラーが介在するために、このミラーのゴミ取りの為のSSWFの応用が特許で公開されている。やはりゴミだけはオリは執拗である。(ちなみに、本題からそれるが今年前半にはAFセンサー部分にも同様のミニSSWFを付けてAFセンサー部分にもゴミの影響が出ないような特許が公開されている。)

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勿論、公開されている特許でのトレンド通りでるかどうかはわからないが、先に述べたぶれ補正方式(ボディがレンズか)や、千鳥格子センサーのように、特許での遷移通りすなおに出てくるものもある。
個人的には、
現行方式→上位機E-1桁、普及型E-410,510とするなら、
単独方式→上位機E-2桁、普及型新E-3xx(現行より小型の新ライン)
と言うのでも良いかなと思った。(第2章では3桁は数字が大きいほど上のため)

いずれにせよ、オリがLV単独機を模索しているのは間違いないようであるし、出てくる時は光学ファインダーはないものの、特に二桁機においては、
・LV単独に耐えうる、さながら中判スクリーンのような超高精細で大型のLV
・そして、当然マルチアングル
・出来ればウェストレベルをデフォルトとするハッセルのような感じ
・防塵防滴
と言う高級感あふれるLVを従来のコンデジや現行DSLRのLVのAFとは一線を画す
・E-3と同等の全点ツインクロスセンサー
・ウエストレベルのホールディングでも安定するボディぶれ補正
と言うのはいかがだろうか。
これでも、あの光学ファインダー等が不要であるからお値段も重量も
軽量化出来そうである。

そして、現行3桁機からペンタ部等を取り払って更に小型なものを作ると言う感じだ
どうだろうか?

by hiro_sakae | 2007-12-27 23:51 | オリ特許関係


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