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2008年 02月 23日
【特許関係】グローバルシャッターの応用で面白いもの
 これとは別にグローバルシャッター機能を持ったMOS型撮像素子(っつーのはパナの新型撮像素子は正にそうだが)、あれはそのままだとデジカメやビデオカメラに応用する場合にはS/N比等画質が今ひとつのようでそれをデジカメ等に使えるようにする技術改良が今週も公開されている。(これは素人には難しいので略)そして、もう一つグローバルシャッター→超高速の全画素読み出しによる応用でオリが考えていた電子式手ぶれ補正や、パナが今回明らかにした超ダイナミックレンジへの応用と合わせて、もう一つ面白い活用方法が公開された。。




【公開番号】 特許公開2008-42746
【公開日】 平成20年2月21日(2008.2.21)
【発明の名称】 カメラ、撮影制御方法、プログラム


いわば、この超高速連写的な機能をもっと積極的に使おうというもので様々な考え方が呈示されている。

電子式手ぶれ補正も、超ダイナミックレンジと違うのは普通に撮影しても問題ないところで敢えてこれを使うと言うところだろうか。

今回は、DSLR等では絞り、シャッタースピードを自由に設定するマニュアル露出があるものの初心者ではその効果がわからなかったり失敗するリスクからこれを使わず結局プログラムオートで使うことが多いため、マニュアル露出時の失敗等をなくすためにこれを利用しようと言うものである。機構的には一種の絞り優先AEと言えなくもない。

例えば、1/500秒とある絞り(仮にF5.6としよう)で撮ると仮定する。となる。
a)想定露出でアンダーの場合。
とりあえず、ユーザーの設定通りの1/500,F5.6の露光での画像を読み出した後、適正露出秒時までもう一枚続けて撮像する。
結果的に、画像として
・当初設定通りの画像(但し適正露出よりアンダー)
・追加露光画像を合成した、適正露出の画像
の二つが選択可能となる。
当初設定通りの画像のアンダー度合いが補正可能な程度等の理由で当初画像を使っても良し、そのわずかなシャッター秒時の違いであれば適正露出画像の方が良ければそれを使っても良い。

b)想定露出がオーバーの場合
1/500秒に至るまでにカメラが適正露出に達したと判断した場合はそこで一旦一枚画像を吐き出し、1/500秒に達するまでの残った秒時でもう一枚を撮る。上と同様の仮定で
・当初設定通りの画像(但し、オーバー)
・適正露出での画像
を使うというのを見比べてチョイスする形だ。この場合は適正露出の方が2枚の時分割画像を合成する形になる。

要は作画意図通りの画像ともう一つ適正露出の画像を撮り、好きな方を使う余地が出てくる。従来通り、作画通りの画像を補整して使うも良し、それはユーザーが決める話である。

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個人的には、これの応用はいくらでも考えられるだろう。

まず、簡単に思いついたのは絞り優先時のAEブラケット機能みたいなものや、これをデフォルトにする機能だ。
例えば、Live-MOSの特性としてE-3のReviewでも顕著だがハイライト側よりも暗部にダイナミックレンジが伸びている。これを活かした白飛びモード
露出時間をA,Bに分割し
露出時間Aのみ→1/3や半段アンダーの画像
A+B→AE指定通りの露出の画像
が自動的に撮れるようにしてくれれば白飛びを恐れて、アンダーで撮り後でプラス補正するよりは良い。

っつーか、まあこれを突き詰めれば結局パナの超ダイナミックレンジそのものになってしまう(笑)一回の露出で何枚も異なる露出の画像を撮って自動でHDRを行うようなものだからだ。

と考えると、コンデジならこれらを全てハードで行いJpegとして完成品を出してくるのであろうが、本来はE-systemでRaw現像時にはこれらの完成前のRaw画像を複数枚Raw画像状態で撮りだして、オリスタでこれらを全て後処理出来るモードがあるとかなり良い気がした。

本音ベースで言えば、パナのLなどは、Silkypix,ライカDigilux3はCaptureOneがバンドルソフトになっている。オリがオリスタというのも良いが、この際ソフトも餅は餅屋ではないが、例えばこの時分割スペシャル機能などがもし出れば仕様をある程度オープンにして、こういうソフトや、あるいはアドビのプラグインで使える等出来れば更に良いのではと思った。

何れにせよ、パナさんとオリであのパナの新型マイコビコンをLive-MOSの様にフォーサーズ利用に使えるセンサーを開発して欲しいものだ。

by hiro_Sakae | 2008-02-23 11:37 | オリ特許関係


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