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2008年 04月 19日
E-420,はじめてのお手合わせで与太話。
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E-420, Zuiko 50/3.5
ISO AUTO
Oly Studio2, Vivid



 まず、本題に入る前にうちにある小梅ズームをファームウェアアップデートしてE-420に付けてライブビューしてみた。切り替えるとデフォルトでイメージャーAFになっているのだが、これが予想外に使える気がした。何というかうちのμ830等のコンデジとAFに関してはスピードは変わらない。コンデジで使っているコントラストAFのスピードで良ければ、コントラストAF対応のレンズで使う分には同じ使い勝手のままLVが使えるという印象だ。尤もデフォルトで家の中でちょっと遊んだだけなので、このライブビュー周りの使い勝手はきちんと試してみたい。

 それで、装着したレンズはOM。AF周りはE-410と基本的に変わっていないと言うことなので素の部分を試すには勝手の一番わかっているレンズしたというただそれだけのことだ。ファインダーも基本的にはE-410と変わらないがME-1は今回つけなかった。

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 持った感じは、やはり右側のグリップは安定感は増したように思う。ただ、革ケースをつけてくるんでしまうと改良した部分がわかりずらくなるので違いはあまり感じないかもしれない。E-410の時はこの革ケースに入れた時の方が握りやすかったが、E-420の場合は裸のままの方が私はよりしっくりする気がした。この辺は好みの問題もあるだろう。

 ボタンのクリック感はE-420の方がかっちりした感じだ。また文字がブルーになったがこれの方が落ち着いた感じがした。実際の使用で違いを感じたのは大して変わらないだろうと思っていた液晶と、ダイヤル。液晶はやはり大きくなったのを感じるのと斜めから見た時の視認性は改善されたように感じた。そしてそれ以上に違いを感じたのはダイヤルの操作感か?ゴムになって感触が(良い意味で)柔らかくすべらなくなった反面、かちかちと回す堅さはしっかりした感じになった。特に補正や露出等でこのダイヤルは撮影中もよく触るのでこれは良いと思った。

 感覚的なものかもしれないが、シャッター音が少し変わったような印象を受けた。音的にはE-410の系統だが若干角がとれた様な感じ。だからなんなんだと言われればただそれだけであるが、耳障りは良い方に触れたと思う。

 しかし、こういう目に見えるもの以上に「あ、これ明らかに変わったな」と実感出来るのはやはり登場前から言われていたLive-MOSである。E-410の癖でデフォルトを1/3アンダーで設定したが、全くそういう気遣いは不要になった。体感的には2/3は確実にハイライト側は白飛び警告が出るのが伸びた印象がある。かといって、1/3アンダーのままや、輝度差が激しくてアンダーに補正したからと言って黒つぶれ警告が出るわけでもない。ダイナミックレンジが明るい方にシフトしたと言うよりも、これは前評判通り素直にダイナミックレンジが拡大したのだろう。初めてE-420でデビューする人やE-3だけ使っている人にはわからないかもしれないが、E-410,510ユーザーなら細かい理屈でなく、「すぐ実感出来るレベル」だと思う。

 E-3と全く同じか?と言われると、、、今日触って感覚的なイメージ、かちこちと露出補正をいじりながら普段のE-3の感覚との個人的な比較で言わせてもらう。
何というか、恐らくダイナミックレンジの幅と言うことではE-3の方が若干勝っている感じだ。しかしその差はE-410と420の差から比べればわずかであると言えよう。ただ、ハイライト側の伸びだけをとらえると、E-3と同等かひょっとするとわずかに伸びているのかもしれないと思う使いやすさがあった。何れにせよ、E-410対比で見るとこの辺を「無頓着にAE任せで使える」という点ではかなり改善した。E-3との併用においても、「今日はE-410だから、、」と言う気持ちの入替は不要になった。これはありがたいことだ。(笑)まあ、ごちゃごちゃ書いたが、E-3並に近づけたという話に偽りは無いと感じたし、併用する場合も露出補正その他同じ感覚で2台を使えるというのは非常にありがたい話だ。

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 フリーアングルは根性で、フォーカシングとぶれ止めは鍛錬で、、とにかく使いこなしてパワーを引き出せばフラグシップ機と遜色ない画像が得られる。これは、フィルム時代には当たり前のことだった。マルチスポットもなく、秒5コマのモータードライブが付かず、スクリーン交換が出来ないOM10でも使いこなせばOM-4と変わらない写真が撮れる。レンズも全部使えるというところだ。

 E-systemと言う一つのシステムを名乗る以上、機能やスペックの違いはあれ画質を決めるレンズから撮像素子まではなるべく同じクオリティを維持されるというのは私は同じシステムと言いながら、撮像素子のサイズ、スペックが違う似て非なるもの、腕や工夫では埋められない差が同じシステムの中に存在するものよりは潔くて良いと思う。そういうのに段々近づいてきた印象を持った。

 今までもE-410の小型軽量を活かし、良い写真を撮るためにみんな工夫してきたと思う。しかしそれは例えば白飛びであれば、それを使いこなして弱点を埋めるため。しかしE-420はぶれや、フォーカシングを鍛錬しこれを使いこなせば、「E-3を食ってしまう」ポテンシャルを得た。これをDSLRデビューの方が軽快に、或いは女性や若い方がおしゃれに連れ回すのもかっこいいが、ぶれ補正も多点AFも、フリーアングルも無いある意味ストイックなこのボディで、何食わぬ顔でフラグシップ機と変わらぬ写真をものにするというのが、おじのE-420使いの正統のような気がしてきた。またそういう「やせ我慢とこちらからカメラに歩み寄る努力」をしてみようかなと思わせるカメラだ。E-4xx系が持つ理屈でない魅力は引き続き継承されている。

by Hiro_Sakae | 2008-04-19 20:24 | E-4xx,6xx関係


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